森下リョウの「クリエイター活動楽屋裏」

web制作、音楽などの活動近況から、日常ネタまで広く綴ります。


In 12 2012

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猫村いろはをアイドルみたいに可愛く歌わせる方法3

いつも見て下さってるみなさん、ありがとうございます。
いろは調声講座、今回で最終回でございます。
最終回ということでそれに相応しいテーマ、調声の良し悪しを左右すると言っても過言ではない
調声の要、滑舌を中心に解説したいと思います。


一般的なボカロ調声において、巷でよく言われてるのが、出ない子音をハッキリと出るように
調整するというもの。

それも間違いではないと思うんですが、僕の考えは少し違っています。それは、

発音をハッキリさせるだけが、滑舌調整ではない!
発音をぼかすテクニックも大事である。ということです。


巷では、滑舌をハッキリさせること=良調声といわんばかりに、
全体的に声の輪郭がハッキリしたボカロ曲を耳にする機会がよくありますが、
こういうボカロ曲を聴くたびに感じるのが、良し悪しの問題は抜きにして、
昔ながらの歌謡曲に近い歌わせ方だなあと感じます。中島みゆきさんとか、アリスとか。
少なくとも、ここ十数年のうちに進化してきた所謂J-POP的ではないレトロさを
そこに感じてしまうわけです。

もし、そういった効果を狙って調声したのであれば、それはそれで良調声だと思いますが、
そうでないなら、ぼかすというテクニックを取り入れてみると、より表現の幅が広がって、
ジャンルによっては、より楽曲の雰囲気に溶け込む歌になってくれます。
特に、いろはをより今っぽく可愛らしく歌わせるという、本講座のテーマからすれば必須かなと思います。

そこで最終回では、発声をぼかす、柔らかくする。そして、声を滑らかに繋げることを
テーマに3つのテクニックを紹介します。


①次ノートに被せるようにノートを置く
ボカロ2エディタの特性として、次ノート寸前にノートを置くと、
次ノートの子音が弱くぼけて曖昧になる傾向があります。この特性をうまく利用します。
つまり、なんとなくハッキリ発音して欲しくないノートの直前に、
前のノートの母音と同じ音を、意図的にいれてあげればいいわけです。

このテクニックは、ノート同士を単に滑らかに繋ぎたい場合でも、効果を発揮します。

調声講座7

【調声前】

[VOON] shooting_star_itsukaoff

【調声後】

[VOON] shooting_star_itsukaon



②VELの調整
他のパラメータと比較すると変化の振り幅があまり多くないため、弄っている方少なそうですが、
子音の発音をぼかすという点では有効な手段です。

127に近づくにつれて発声がハッキリする傾向。
0に近づくにつれて発声がボケる傾向。

ただし、やりすぎると後続のノートとの相性の兼ね合いで、影響が出るケースがあるので、
再生してみて「あれ変だな?」と思ったら、64に近づけるかこの箇所は弄らない方が無難かもしれません。

いろはさんの場合、「も」の発声に独特のクセが出ることが多いのですが、主にこれを緩和するために
使います。

その他にも「サ行」などのアタック音を強調したい時にも使えますので、色々弄って試してみてください!

調声講座8

③「カ行」と「タ行」
僕が、長い間ボカロ曲を聴いてきてひっかかっていた箇所、それがカ行とタ行の調声が
甘いケースがとても多いということでした。

人間が、カ行、タ行など(無声破裂音という)の発声をする場合に、減衰するべきところを
減衰しないで、伸ばしてしまうために、不自然さが残ってしまうのですが、
これを意図的に緩和する方法があります。


DAWのオートメーション機能などを使って(なければボカロエディタ+WaveViewでも可)
波形でいう子音よりも少し後ろの部分を減衰させてみましょう。
初めは様子見的にほんの少し、あまり変化がなければ大胆にカット。


今回の例では、あまり変化が少なかったほうですが、
調声後のほうが、調声前のものよりも、若干クセが軽減され、ソフトで滑らかな表現になっているかと思います。
①のテクニックを使ってもなお、不自然さが残る場合に弄ってみると良いでしょう。

調声講座9

【調声前】

[VOON] shooting_star_ateoff

【調声後】

[VOON] shooting_star_ateon



というわけで、3回にわたり「猫村いろはをより可愛らしく歌わせること」をテーマに解説しましたが、
いかがだったでしょうか?

ボカロ調声で大事なことは、まず理想とする歌声をよくイメージすること、それとその歌声を実現するためには、どんなテクニックを駆使すれば理想の歌に近づけるかを考えて実践することだと思います。
また、身についたテクニックが多ければ多いほど、より正確かつスピーディーに、理想の声に近づけることが
できるようになります。

今回ご紹介したテクニックは、氷山の一角みたいなもので、今回はテーマから逸れるため触れませんでしたが、
ツイッターなどでは時々、調声絡みのネタ(主にいろは)も呟いていたりしますので、講座を読んで興味を
持たれた方は、気軽にフォローしてみてください。

【森下リョウ ツイッターアカウント】
http://twitter.com/ryomorishita

それでは最後まで読んで下さったみなさん、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしく御願いいたします!

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